子ども資料館

子ども資料館CHILDREN'S MUSEUM

田んぼと地下水のしくみ

シールの答え:「 み ら い に つ な ぐ 」です!!

阿蘇の山にふった雨は、ながい時間をかけて地面にしみこみ、きれいな地下水となって、みらいにつなぐくまもとの水になります。

その水をもっと育ててくれるのが、白川中流域の田んぼです。ここでは水がらんらんとしみこむ「ざる田」と呼ばれるほど、ふつうの田んぼの5 ~ 10倍も水が地下へ入っていきます。

こうして水がしみこむしくみは、阿蘇の火山の土、加藤 清正がつくった用水路、田んぼや森など自然と人の力がめぐる、いのちを生む自然の循環です。

そのおかげで熊本市は、に ほんで唯一の地下水都市とよばれ、水道の水を100%地下水でまかなっています。

地下水ができるのは阿蘇の火山灰のつちと水が地下水をつくるしくみがあるからです。
田んぼに水をはると土の中にどんどんしみこんで地下水になります。

でも、田んぼがへると地下水もへってしまいます。だから、農家さんや土地改良区、町の人、学校など、みんなでなかまと守る 田んぼと森が大切です。

こうして守られた地下水は、田んぼに水をはることでぐ んぐん育ち、食をささえる 水になります。お米やにんじんなど、みんなの食べ物をそだててくれるのです。

「水土里ネット」って何?

『水土里ネット』は、土地改良区の愛称です。

土地改良区は農業生産を行うために農業用排水施設(頭首工・ダム・揚水機場など)の管理や、農地の整備(ほ場整備など)を目的にした農家の組織です。農作物を作るためには水は欠かせない存在なのです。そこで、田んぼや畑に水を引くために農業用水路などの整備・管理などを行っています。

このような農業用水路は、全国に40万kmと地球10周分になると言われ、約7000団体が整備や管理を行っています。

近年は、住宅が農地に建てられることにより、農業用水路は、農業以外にも利用されるようになりました。例えば、降った雨は宅地内では浸透しきれずに農業用水路に流れたり、防火用水としても利用されています。また、魚やホタルなどの生物の住みかにもなっているので、地域住民の癒しの場としても活躍しています。

このように、農業用排施設は様々な機能を果たしおり、土地改良区や農家だけに関係するのではありません。これからは、土地改良区、農家、そして地域住民一体となり、守り続けていくことが大切なのです。

農地の多面機能

田んぼはお米や野菜などの農作物を作るだけでなく、さまざまな働きがあります。その中でも、田んぼは自然を守ることだけでなく、皆さんの「命」を守ってくれる働きもあるのです。このような多面的機能は、農地が減ることによりその機能も低下していきます。みんなで農業についてもっと考え、未来へつなぐためにも守っていきたいものです。

田んぼは自然環境のサポーター

田んぼは自然環境のサポーター
洪水や土砂くずれを防ぐ
田んぼは雨水をいったんため、ゆっくり放出(蒸発や地下浸透(ちかしんとう))するので洪水や土砂くずれを防ぎます。
気温を調節する
水蒸気を発散して、気温が上がるのをおさえ、環境負荷の除去・緩和(かんわ)になります。
地下水をかん養する
田んぼに溜まった水は、地下浸透しその水を浄化しながらおいしい地下水となります。
地盤(じばん)沈下(ちんか)を防ぐ
地下水と川の水の量のバランスをとりながら、雨水をゆっくり浸透(しんとう)させるので地盤(じばん)沈下(ちんか)を防ぎます。
生物のすみかになる
カエル・トンボ・ドジョウなどたくさんの生物がすんでいます。

環境教育

小学校などので、農業用施設の役割について勉強したり、水路の清掃活動を行うなど環境教育の場として利用されています。

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