本土地改良区の取り組み

21世紀土地改良区創造運動CREATIVE EXERCISE

平成15年度より『田んぼの学校 in 白川中流域』を開催しています。このイベントを通じて、熊本地域の子ども達やお父さん、お母さんに、農業農村の大切さ、地元地域の持つ多面的な役割(地下水かん養機能等)について理解を深めてもらうことを主旨としています。

「田んぼの学校 in 白川中流域」~水に遊び・学び・愉しむ~

平成15年度より『田んぼの学校 in 白川中流域』を開催しています。このイベントを通じて、熊本地域の子ども達やお父さん、お母さんに、農業農村の大切さ、地元地域の持つ多面的な役割(地下水かん養機能等)について理解を深めてもらうことを主旨としています。

からいもフェスティバル(大津町)・すぎなみフェスタ(菊陽町)

大津町・菊陽町の一大イベントであります「からいもフェスティバル」と「すぎなみフェスタ」は毎年両町併せ、約4万人の来場者が訪れ、大津町・菊陽町の特産物など多くのお店が並び、大いににぎわうイベントです。 その中に、おおきく土地改良区も21世紀土地改良区創造運動の一環として、土地改良区の役割・仕事内容や、農地・農業用水路が持つ多面的機能のPRをより多くの人へ伝えるため、1つのブースを設け出店しています。

  • すぎなみフェスタ
    すぎなみフェスタ

出前講座

現在、環境学習を行う小学校が増えています。その中で、おおきく土地改良区では農業に関わる用水路や農地の多面的機能等について小学校 等からの依頼を受け、生徒達に分かりやすく説明しています。

  • 出前講座
    出前講座
  • 出前講座
    出前講座
  • 出前講座
    出前講座

その他の取り組みOTHER INTIATIVES

上井手用水が疎水百選に認定

上井手用水が疎水百選に認定

疎水百選とは
私たちの食を支え、国土を守り美しい田園を形づくる農業用水(疏水)は、国民共有の資産です。その疏水を農林水産省が日本の美しく豊かな農村空間を育て、守るために選定した110の疎水のことです。疎水認定では、全国から499の応募があり、国民全体でその保全活動に取り組み次世代へ継承していくための一貫として、一般の方々からの投票及び有識者意見を踏まえ、110の疏水を「疏水百選」として選定した。

水源かん養林「水土里ネットの森」

概要
一級河川黒川・白川河川流域に点在する土地改良区(31水土里ネット)と連携し、阿蘇の森林より生まれる清らかな水について重要性を認識し、下流域へ安定的な農業用水の供給及び未来へきれいな水を確保するため「水土里ネットの森」を造り環境保全活動(植樹)を推進していくことを目的としています。
活動内容
水土里ネット役職員中心に関係行政やボランティア毎年200名近い参加者で、阿蘇山麓日の尾原野において6haに植樹3,000本を実施しています。植樹活動は平成17年度3月から始まり、年2回の下草刈りも水土里ネット役職員を中心として維持管理も行っていました。
  • 水土里ネットの森

世界かんがい施設遺産

白川流域がんがい用水群(上井手用水・下井手用水 他2施設) 平成30年(2018年登録)

清正の功績が今もなお受け継がれている
昔、井手ができるころのお話です。 ( 約430年前 )1588年 加藤清正が肥後の国にはいる最中、二重峠で、案内人のお坊さん(から【あの草原に水を白川より分水し大津方面まで水をひっぱるには、あの瀬田山麓に取水口を作りて掘りなせば水かかりべく思われ候】と定案を受け、1589年に下井手着手、1618年に上井手が清正の息子忠弘にて開削着手されました。
清正の土木の功績は今もなお受け継がれ、現在はかんがいの主な目的は農作物への水の供給であるが、とくに水田かんがいの場合は地域水環境に大きく寄与しています。
一般に、かんがいはに付随する公益的機能はかんがいの多面的な機能とよばれ、農業生産活動・森林管理活動等が果たす経済的側面以外の外部性に関わる機能である。熊本では市民74万人の生活用水のすべてが地下水であり、年間6億トンとされる地下水涵養量の約15%にあたる9千万トンは白川中流域に広がる水田からもたらされる。つまり、上井手、下井手、馬場楠井手用水が熊本の地下水環境の一部を支えている。このように白川流域のかんがい用水群は大きな多面的機能を発揮しています。
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